なぜ「駆け込み寺」なのか

介護が必要になるのは、多くの場合「突然」です。転倒して骨折した。認知症の症状が急に進んだ。主介護者が倒れた。あるいは、遠方に住む親がいきなり入院し、退院後の行き先が決まらない。そのとき「どこに電話すればいいか分からない」「そもそも介護のことを誰に相談していいか分からない」というご家族が非常に多いのが現実です。

宗德グループは1988年の創業以来、福島県郡山市を拠点に介護・障がい者支援を行ってきました。代表の有賀孝明が38年の現場経験から確信しているのは、「まず受け止める場所」がなければ、人は路頭に迷うということです。介護保険の申請方法が分からない、ケアマネージャーの探し方が分からない、施設の種類が多すぎて何が合うか分からない。情報はあふれているのに、自分の状況に合った答えにたどり着けない。その苦しみを、私たちは何千回と目の当たりにしてきました。

だからこそ、宗德グループは「介護の駆け込み寺」を宣言します。難しいことは何もありません。困ったらまず電話してください。それだけで十分です。

「駆け込み寺」が意味する3つの約束

宗德グループが掲げる「介護の駆け込み寺」には、3つの具体的な約束が込められています。

第一の約束:断らない相談。介護保険の対象外の方、障がい者手帳をお持ちでない方、まだ介護認定を受けていない方。どのような状態の方でも、まずは生活相談員がお話をお聞きします。「うちでは対応できません」と門前払いをすることはありません。グループ内で対応が難しい場合は、適切な外部の機関や施設をご紹介します。

第二の約束:たらい回しにしない。介護の相談でよくあるのが、「地域包括支援センターに電話したら区役所を案内され、区役所に電話したらケアマネを探すよう言われ、ケアマネに電話したら空きがないと言われた」という堂々巡りです。宗德グループでは、最初にお電話を受けた生活相談員が責任を持って最後まで対応します。

第三の約束:スピード対応。介護の問題は待ってくれません。「来週まで待ってください」が通用しない緊急のケースもあります。ヴィラきみかげ荘は年中無休・24時間体制のため、緊急のショートステイ利用にも可能な限り対応しています。

ワンストップで対応できる4拠点体制

宗德グループが「駆け込み寺」を名乗れる最大の理由は、4つの拠点が一つのグループ内で連携しているからです。介護・障がい者支援のあらゆる局面に、グループ内で対応できる体制を築いています。

ヴィラきみかげ荘(福島県郡山市・52床・共生型ショートステイ)── まず短期入所で受け止めます。高齢者も障がい者も、年中無休24時間で受入可能。退院後の行き先が決まらない方、在宅介護が一時的に困難になった方の「緊急避難先」として機能します。

離庵(福島県郡山市・定員30名・障がい者生活介護)── 障がいのある方の日中の活動と社会参加を支援します。創作活動、リハビリテーション、余暇支援、就労準備など、一人ひとりの目標に合わせたプログラムを提供。2022年に開設された比較的新しい施設で、明るく開放的な環境が特徴です。

(福島県石川郡石川町・定員10名・障がい者グループホーム)── 障がいのある方の夜間の暮らしを守ります。男性5名・女性5名の少人数制で、家庭的な雰囲気の中で共同生活を送ります。2026年夏の開所に向けて準備が進んでいます。

葵水ケ花(栃木県那珂川町・特養29床+ショート10床)── 長期入所から看取りまで対応する特別養護老人ホーム。2027年4月から共生型特養39床に拡大予定で、高齢者だけでなく障がいのある方も長期入所できる体制を目指しています。

これら4つの拠点を、111名のスタッフが支えています。生活相談員とケアマネージャーがご家族の話を丁寧に聞き、最適な拠点と支援プランを一緒に考えます。たらい回しにしない。それが私たちの約束です。

緊急の相談にどう対応するか

実際の緊急対応の流れをご説明します。たとえば「明日退院するのに、自宅に戻れる状態ではない。どうすればいいか分からない」というお電話をいただいた場合。まず生活相談員がご本人の状態(要介護度、医療的ケアの必要性、認知症の有無など)をお聞きします。次に、ヴィラきみかげ荘のショートステイの空き状況を即座に確認。空床があれば、最短で当日または翌日の受入れを調整します。

入所後は、落ち着いた環境でご本人の状態を丁寧にアセスメントし、今後の方針をご家族と一緒に考えます。在宅復帰が可能であればそのための準備を、長期入所が必要であれば葵水ケ花への移行を、障がい者支援が必要であれば離庵や檀との連携を検討します。一つの電話から始まって、その方の生活全体をグループ内で支えられるのが、宗德グループの最大の強みです。

首都圏のご家族も、遠慮なくお電話ください

首都圏で特養の空きを待ち続けている方、在宅介護に限界を感じている方、親御さんの介護と障がいのあるきょうだいの支援を同時に抱えている方。地方の施設という選択肢を考えたことはありますか?

都市部では特養の待機者が数千人規模に達し、入所まで2年から5年かかるケースも珍しくありません。一方、宗德グループの葵水ケ花現在も空床あり。さらに2027年4月からは共生型特養39床に拡大するため、受入れ枠が広がります。広域入所(他県からの入所)は法律で認められており、住所地特例により介護保険料の負担が変わることもありません。

まずはヴィラきみかげ荘のショートステイで数日間お試し利用をしていただき、施設の雰囲気やスタッフとの相性を確認した上で、長期入所を検討する ── そんな段階的なアプローチも可能です。遠方のご家族にはビデオ通話での面会や、生活相談員からの定期的なご報告も行っています。

「駆け込み寺を見た」── その一言からすべてが始まります

介護の悩みは、一人で抱え込むほど深刻になります。「こんなことで相談していいのだろうか」「まだ施設に入れる段階ではないかもしれない」── そう思って電話をためらう方も多いと聞きます。しかし、早い段階で専門家に相談しておくことが、将来の安心につながります。

宗德グループは、介護に関するどんな小さな疑問にもお答えします。介護保険の申請方法、施設の種類と費用、在宅介護の限界を感じたときの選択肢、障がいのある方の65歳以降の移行問題。何でも構いません。

「介護の駆け込み寺を見た」── その一言で結構です。まずは024-937-0380にお電話ください。生活相談員が、あなたの状況に合った答えを一緒に探します。

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この記事を書いた人
宗德グループ 代表 有賀孝明
1988年創業。「利他の実践」を礎に、介護・福祉の現場で38年。4施設111名のスタッフと共に、地域に必要とされるグループを運営しています。著者プロフィール →